思春期のニキビ
10代のにきび(思春期ニキビ)は
「青春のシンボル」と言われることがあります。
思春期に出来るニキビは
普通は放っておいても自然に消えて無くなるから
そう呼ばれているんですね。
成長期は皮脂の分泌も活発なので
特にTゾーン(おでこ~鼻筋~あご)あたりに
吹き出るようニキビが出ることが多いです。
10代だと自分のニキビを気にするあまり
ニキビが気になって触ったり
手でつぶしてしまったり
洗顔でごしごしやってしまう
ことで、余計に悪化させていることも多いでしょう。
今、小学校4年生くらいから高校生くらいの方で
おでこや頬に吹き出るようにニキビが出続けている方には
「そのうちニキビが消えるなんて信じられない」
と思うかもしれませんが
数年たつと悩んでいたのが嘘のようにきれいに
治っている人も中にはいるんです。
大人になって同窓会などで昔のお友達に会う機会があると
お肌がとてもきれいになっていると思うこともあります。
普通の思春期ニキビは「ほっとけば治る」と思われているから
お父さんやお母さんに相談しても「そのうち治る」と言われて
何の対処もしていないという人が多いと思います。
放っておいて治ればいいんですが
ニキビは見た目にかかわることですし
思春期から何年もの間
ずっとニキビが出続けているなんて
命にかかわらないと言えども「死にたくなるほど」深刻な悩みですね。
この「放っておいてもニキビが治る」人と
何年もニキビが治らない人との違いは体質であることが多いです。
ニキビがなかなか治らない肌質が「敏感肌質」であることが多いですね。
「敏感肌質」は生まれつきの体質でもあるので
アレルギーを持っている
幼いころ(今でも)アトピー性皮膚炎だったり、肌が弱かった
喘息などを持っている
など遺伝的な問題も含めての要因があると
出来たニキビがなかなか治りにくいことがあります。
また、これまで何の問題もなかったのに
ある日でき始めたニキビを気にするあまり
ごしごし洗い続けたり
お薬を塗り過ぎたり
エステや治療を繰り返して
後天的な敏感肌質を作り出してしまうこともあります。
思春期ニキビが出続けて「ちょっとひどいなぁ」と思うようになったら
まず最初に何をするかがとても大切です。
意外と思うかもしれませんが
それは「洗顔」だけでは解決しないことも多くあります。
先天的・後天的な肌質・体質によっては
10代を過ぎて20代・30代、そして40代を過ぎても
ニキビ(にきび)が出続け
その全てがニキビ跡となり強い色素沈着により
シミのような痕になる方もいるのです。
たとえ思春期ニキビであってもその解消へ向けての対処法が
とても大切です。
10代なのに何年もニキビに悩んでいたり
ご両親のお顔にひどいニキビ跡があったり
する場合は、適切なケアや生活習慣の見直しが必要です。
投稿者:管理者|カテゴリ:にきびのこと