芸術の秋
ここのところ、かなり肌寒くなりました。
秋だなぁと実感しているのは私だけではないようです。
京都府京都文化博物館で行われている
「藤城清治 光と影の世界展」
を見てきました。
芸術の秋ですから、普段、美術に縁のない方も
のぞいてみられてはいかがでしょうか?
美しい芸術にふれることで、心が癒され、
美肌効果もあるんじゃないかと思います。
京都府京都文化博物館は、京都美顔の四条サロンから
高倉通りをまっすぐ北へ歩いて15分です。
高倉通りは京情緒溢れる町並みが続き、私でも嬉しくなる
雑貨屋さんや美味しいお店が沢山ありますから、お散歩にも
最適のコースだと思います。
23日までやっているそうです。 シルバーウィークは
かなりの人が予想されますが、おすすめしますよ。
平日の午前中、開室後すぐに入ったのですが、すごい人です。
前売り券を買わずに飛び込んで、窓口の長い列に並んでいたら...
「よかったら割引券ありますので、使ってください」
と突然、見ず知らずの前に並んでいる方に割引券をいただきました。
本当にこのご時世、神様のような方もいらっしゃるのですね。
お礼を言って、思わず心の中で
「この方に何かいいことがありますように」
と祈ってしまいました...。
さて、展示室は3階4階を広々と使い、黒い部屋に
影絵の鮮やかさと繊細さが映えて、すべての絵に
食い入るように見とれてしまうほど...
絵本のように物語になっているもの、
一つの絵にさまざまなドラマが詰まっているもの、
私が生まれる前の作品には懐かしさを感じ、
最近の作品には親近感を抱きます。
特に、今年(2009年)に入っての、京都を舞台とした作品
「清水寺」「金閣寺」「銀閣寺」「東寺」などは
現実に何十回と見ているのに、影絵で見るとまた全然
違う魅力が溢れてきます。
また、藤城さんの作品には、そのほとんどに茶色い猫が
出てくるのですが、最近12年間一緒にいた愛猫を亡くした
私にとっては、一緒に過ごした思い出を呼び起こし、
悲しみの心が癒される時間となりました。
藤城さんは、現在85歳だそうです。
年齢に関係なく、これからももっともっと人の心を癒し続ける
作品を期待したいと思いました。
誘ってくれた友人に感謝、久々のヘルシーランチに
大満足でした~。