京都　ニキビ

京都美顔webカウンセリングのご相談の中に
「男性ホルモンが多いのでニキビができていると思います」
「ホルモン治療を受けてみようと思っています」
というご相談が時々寄せられます。
また、実際に京都美顔でスキンケアを頑張っているお客様の中にも
過去に
「ニキビを治したくてホルモン治療を受けていた」
という方もいますし、
生理不順や不妊治療でホルモン治療を受けていて、ニキビが
悪化したという方もおられます。

女性のニキビについては
ホルモンバランスの崩れ
↓
皮脂の過剰分泌
↓
ニキビの発生
ということも原因の一つではあるとも考えられるのですが
さて、原因をそこだけに絞って、ホルモン治療（ピルの服用など）で
ニキビが完治するのでしょうか？

そもそもピル（低用量等いろいろありますが）とは
どんなものか理解しているかが問題になります。

ピルは、元々「ニキビを治すために作られたお薬」ではありません。
避妊薬として利用されることが一般的で、他には生理痛、子宮内膜症
などの女性特有のトラブルに用いられることがあります。

しかし、本来、脳内で自身が作り出すべきホルモンを、ピルによって
人為的に操作することで体重増加、便秘、倦怠感、抑うつ感、
乳房の張り、PMS的症状、しみ（肝斑）ができやすくなるなどの
が起こることがあります。
擬似的に妊娠しているような状態を作り出すので、妊娠期のような
症状が出ることがあります。
他にも頭痛、吐き気、下痢、むくみ、血圧上昇などが起こることが
あるので注意が必要です。

また長期間服用を続けた場合に、血栓症、心筋梗塞、乳がん、子宮頸がん、
肝障害などのリスクが高くなったり、喫煙者がピルを服用すると血栓が
できやすくなります。
これらのことがありますから、ピルのようなホルモンに働きかける
お薬の使用は長期間継続するものではなく、ニキビが治まった時点で
中断することが望ましいと思います。

京都美顔はニキビやニキビ跡に悩んでお越しになるお客様がほとんどですから
「ホルモン治療で劇的にニキビが治った！」と言われる方にお目にかかった
ことはいまだかつてありません。
しかし、ニキビに悩む多くのお客様の中で、
「京都美顔に初めてお越しになった時点でニキビの度合いがかなり深刻」
であったり、
「京都美顔のスキンケアを始めてもなかなか効果が出ない方」に限って、
「以前、ホルモン治療を受けていた」とおっしゃる方が多いのです。

女性疾患や不妊治療のためにホルモン治療を受ける必要があり、
結果的にニキビやニキビ跡で肌がひどい状態になった方については
他に目的がありますから仕方ないことだったのかもしれないのですが、
「ニキビを治すために受けるホルモン治療」
については、皮膚だけでなく全身のホルモン動態に影響を与えることを
念頭に置き、医師による十分な検査を受け、内分泌や婦人科領域の
知識を持たなければ、肌にとって良いものではないと思います。